Se7en -セブン-

今日も過去に観た作品を。

今回紹介するのはブラッド・ピットモーガン・フリーマンW主演のサイコサスペンス

セブン

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4週連続で全米興行成績1位に輝いた大ヒット映画であり、IMDBでは『第三の男』、『シャイニング』を上回る評価を得ている。キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件と、その事件を追う刑事たちの姿を描いた作品。先鋭的な映像センスと、ノイズを活用した音響により、シリアスかつダークな独特の世界観を描いている。
[wikipediaより]

まずは物語の始まりから。
雨の降り続く、ある大都会。退職まであと1週間と迫ったベテラン刑事サマセットと、血気盛んな新人刑事ミルズは、ある死体発見現場に急行した。死体は信じられないほど肥満の男であり、彼は食べ物の中に顔を埋めて死んでいた。死因は食物の大量摂取とその状態で腹部を殴打されたことによる内臓破裂。状況から、何者かによって手足を拘束され、銃で脅されながら食事を強制されていたことが判明し、殺人事件と断定される。サマセットは死体の胃の中から発見されたプラスチックの破片から、現場の冷蔵庫の裏に、犯人が脂で書いたと思われる「GLUTTONY(暴食)」の文字と、事件の始まりを示唆するメモを発見する。
[wikipediaより]

この作品で大きな意味を持つ「七つの大罪」ですが、これは「罪」そのものというよりは、人間を罪に導く可能性があると見做されてきた欲望や感情のことを指します。

いつもならネタバレ含め感想を書いていくのですがこの作品に限ってはやめます。というのも本作のクライマックスではいわゆる「どんでん返し」が観られるからです。シリアスな雰囲気を維持しながら観客の興味をそそる構成と進行。最後まで目が話せないとはこういう作品をいうのだと感じました。

1995年の作品ということもあり、主演の2人もとても若く見えます。しかしながらさすがの演技。批評家達から高い評価を受けおり、「Rotten Tomatoes」で2012年においても80%の肯定的評価を受けています。

できるだけないように触れずに書いてきましたが作品について一つだけ言うとすれば、この作品はまったくもって
ハッピーエンドではない」ということ。最後の最後まで引き付けられる素晴らしい作品であると同時に、作中の誰も救われることなく、事件も謎が多いままエンドロールを迎えます。

どんでん返し」といえば私の好きな作家さんの一人に伊坂幸太郎さんがいますが彼の作品とはまったく違う。(まあ当然ですが)彼の作品のラストにも「そうだったのか」「なるほど」と思わされてしまうようなクライマックスが用意されていますが、違う。サスペンス系の作品を読んだことがないだけなのかもしれませんがもしあれば読んでみたいものです。

話がそれました。
何はともあれ是非一度観ていただきたい作品の一つなのは間違いありません。


セブン [DVD]セブン [DVD]
(2010/12/22)
ブラッド・ピットモーガン・フリーマン

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