BORDER最終話感想・考察(ネタバレあり)

こんばんは。
けんけんです。(@takotako726

小栗

タイトルのBORDERですがみなさんご存知でしょうか?

先週木曜日に最終回を迎えた金城一紀原作の刑事もの小説の実写ドラマです。

この金城さんの作品が実は大好きでして。おまけに主役を演じるのが小栗旬となれば見ないわけにはいかなかったわけで。過去の作品で実写化されたものとしては「SP」「フライ・ダディ・フライ」「GO!」などがあります。全部おもしろいし、全部見て欲しいです。できればでいいですが。

 

さて、肝心の最終話感想・考察ですが、そもそも観てない人には難しいのかも…。

まず感想としては
「ようやくタイトルのBORDERの意味分かった…かな」
ですね。ここからは考察。
今までの話でも主人公が死者と話せる能力を使っている描写から生死の境=ボーダーラインがタイトルの由来かと思っていたのですが読みが甘かった。死者の声が聞けるから境(border)を超越している、という意味ではなく、主人公が正義の道を踏み外し、殺人を犯すことで悪の領域へ踏み込んでしまう、というニュアンスのような気がします。(もしかすると両方の意味かもしれませんが)

今回の話のあらすじを簡単に。



子供を殺害しておきながら証拠を一切残さず、完全犯罪を遂行する犯人と主人公は対峙します。いつものように死者からの声や裏世界のプロたちと協力し、犯人を追い詰めていく主人公でしたが、どこまでいっても証拠は出てこない。目の前の男が確実に犯人であるにも関わらず逮捕できない状況に主人公は徐々に正気を失っていきます。そして、最終的に主人公は犯人をビルの屋上から突き落とし殺してしまいます。自らの行動に戸惑いを隠せない主人公。すると誰もいないはずの背後から主人公に声をかける何者かがこう言います。

「ようこそ。こちらの世界へ」

声の主はさきほど突き落とした犯人の霊だった。
そしてこの出来事こそが主人公がついにborderを越えてしまう瞬間であり、今まで貫いてきた正義が崩れる瞬間でもあった…。



なかなか衝撃的な終わり方でした。常に正義の名のもとに犯罪者を取り締まってきた主人公が悪の道に足を踏み入れてしまう瞬間、そして誰も救われずもやもや感を視聴者に残す演出、久々に画面に食い入るように観たドラマかも知れません。

賛否両論ある終わり方だとは思いますが、個人的に見終わったあと考えさせる様な演出は好みなのでアリです。この後主人公はどうなるのか、頭のなかの弾丸は、霊となった犯人の今後は、などなど伏線こそあるものの、作品として完結しているところに魅力を感じます。

テレビドラマである以上、続編や映画化したほうが利益に繋がるはずなので今後そのような展開もあり得るとは思いますが、個人的にはこのもやもやを残したまま終わりにして欲しいですね。

鬼気迫る演技ってのはこういうのかな、なんて思ったりもしました。

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