こんにちは。
約10時間ぶりの更新です。
今日は少し時間があるので
昨年(もう年明けしたから昨年になるんですね)の
6月に友人から借りて読んだ
有川浩(アリカワヒロ)さんの
”クジラの彼”
についてあらすじ、感想など書いていきたいと思います。
1.有川浩について
2003年に「塩の街 wish on my precious」
で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞し、作家人生をスタート。
現在、というよりも最近の作品のイメージをお持ちの方は知らないと思いますが
実はライトノベル出身の方で自身も「ライトノベル作家」と自称しているそうです。
(私自身もライトノベル出身だと知りませんでした。笑)
2.有川浩のその他の作品について
多くの作品を書いていますがここでは敢えて知名度の高い作品を紹介したいと思います。
(時系列は無視しています。すみません。)
・空飛ぶ広報室
新垣結衣、綾野剛出演のドラマ化で話題になった作品。キャッチコピーは
「なりたいものになれなくても、別のなにかになれるー」
・フリーター、家を買う。 (幻冬舎文庫)
嵐の二宮和也主演のドラマ化された作品。家族のありかた、働くことの意味など
個人的にはためになる印象。
・図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)
榮倉奈々、岡田准一主演で映画化もされた作品。作品の満足度調査で98%という驚異的な数字を出した話題作。
図書隊と呼ばれる架空組織での奮闘と恋愛模様が同時に描かれている。
この3作品からわかるようにここ2、3年でドラマ化、映画化される作品がとても多い。
作風としては自衛隊などのミリタリー的な要素と実在しない組織をミックスすることで
「なんだかありそうだけどない話」というイメージを作り上げると同時に
「ベタ甘」とも呼ばれるヒロインと年齢的、社会的に
格差のある恋愛を絡めて描いていることがあげられます。 ←日本語がおかしい気が…。
3.クジラの彼について ←ここが本題!
上で紹介した作品とは違い、本作品は
・クジラの彼
・ロールアウト
・国防レンアイ
・有能な彼女
・脱柵エレジー
・ファイターパイロットの君
の7作を収録した短編集です。
どの作品も甘い!とにかく甘い!さすがベタ甘…。
そのなかで家族愛や恋人同士の距離、付き合い方など
現実的な部分も描かれています。
個人的なオススメはやはり表題にもなっている
クジラの彼
潜水艦(クジラというのはこのこと)乗りの夏木と
冬原の恋愛模様が描かれていて
対照的な二人が歩み寄っていく様子がたまりません。
なんだかブログの文章まで甘くなってきたような…。
恐るべし「ベタ甘」…。
4.まとめ
つらつらと書いてきましたが一言で表すなら
「甘い」
これだと思います。(べたですみません)
どの作品にも必ずと言っていいほど胸にささる文章がひとつはあります。
物語を楽しむと同時にそうした
お気に入りの一文を探すのも楽しいかもしれません。