こんばんは
今夜12/12の金曜ロードショーでは地上波初として
The Dark Knight Rises
ダークナイト ライジング
が放送されています。
クリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズは最も好きな映画のうちの1つです。これは記事を書かずにはいられない。
というわけでなに書こうかなと。いろいろと書きたいことはありますがやはりラストシーンかなとなりまして。簡単では有りますが考察を書いておきます。
ネタバレを含みますので未見の方はここでお帰りください。
それでは。
内容としては
アルフレッドがイタリアへ向かい、ブルースと再会したシーン
についての考察です。
まずアルフレッドがイタリアへ向かった理由について。
これはブルースが母の形見であるネックレスを持っていたから。
つまりネックレスのGPSをたどってイタリアへ向かったわけです。
冒頭にアン・ハサウェイ演じるセリーナがネックレスを盗むシーンがありますよね。あのシーンは一見キャット・ウーマン登場を印象づけるためのように思えますが実は違う。あのシーンを冒頭に入れ込むことでネックレスにGPSが付いているということを印象づけるためだったのです。このシーンがラストにつながっています。さすがノーラン。
次になぜ冒頭でアルフレッドが想像するというシーンとラストが違うのかについて。
これは想像でなく現実でブルースと再会出来たことを表すためです。冒頭のシーンと違うシーンにすることで今度は想像でなく実際に会えたという印象を持たせています。
そしてアルフレッドは少し涙ぐんで立ち上がります。
声を掛けにいくかのように。ここはあくまで想像ですが。
つまり冒頭のシーンはラストへの布石。あれだけ盛り沢山な映画にも関わらず全てはここに集約されているようにも思えます。さすがノーラン。
とはいえ、クリストファー・ノーランといえば冒頭のシーンを「実はこうだったんだよ」と最後に種明かしする脚本を好みます。そこから考えれば驚くほどでもないストーリーかもしれません。それでも私が彼の作品を好むのは何度見ても目新しく感じるから、本当に面白いと感じるから他なりません。
見たことのない方はぜひ。本当に面白いですよ。