【刑事×彼女×完全悪女】「サイレーン」が最終回を迎えたので少しだけ見解をまとめてみる。

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ほんとに

少しだけ思ったことをまとめておこうかなと。主にTweetになります。この画像で釣られる人が少しでもいらっしゃいますように。笑

 

 

噂だと

原作とは違うエンディングだったんだとか。

結局のところ※以下ネタバレ

 

 

橘カラこと十和田幸と猪熊夕貴は双子の姉妹。幸は整形を繰り返すことで相手の人格や性格の一部を手に入れられるという一種の妄想から殺人やその他の犯罪行為に手を染めていたことになる。この双子という設定は正直思いもしなかったし、整形のくだりも現実で考えると少し引っかかる点もある。(身長とかね)他人に対して「すごい」であったり、「真似したい」ではなく、「欲しい」と捉える幸の価値観というか、スタンスはHEROESのサイラー(※1を参照)を彷彿とさせた。

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 普通では考えられない、「殺して奪う」という点で言えば、もののけ姫猩々たちも例外ではない。彼らは直接的に「殺す」と明言はしていないが、「食う」「貰う」という言葉を使っていたことから少しだけ脳裏をかすめた。

※1サイラーとは?

HEROESといえば超能力者多く登場するアメリカの連続ドラマだが、 このサイラーというキャラクターの能力は「直感」。見たものの仕組みを瞬時に理解し、機械などであれば「なぜそう動くのか」を見通し、破壊/修理が可能。それは人間に対しても同様で、能力者を見ればその相手がなぜ能力を使うことができるのかという「仕組み」がわかるというわけ。(能力者の脳には一般人のそれとは違う部分があるとかそういう話だったはず)元々、時計の修理工だったサイラーは次第にその能力者を「分解してみたい」という衝動に突き動かされ、遂には相手を殺し、頭を開いてしまう。そこから彼は次々と能力者を殺し、能力を奪っていく殺人鬼へと変貌を遂げていった。

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ただし、幸の場合は、どちらかと言えば「相手の一部分が欲しくてたまらない」というよりも「罪を犯すことでの充足感」を重視していたようにも思う。また、罪を犯せばそれだけ拘束されるリスクは上がるし、それでも捕まらない自分に対して高揚感のようなものも感じていたように思う。つまるところ幸が本当に欲しかったのは「自分の存在意義」だったのではないかと考えてしまうし、幼少の頃から周囲に壁を感じていた幸だからこその理由とも言える。そんな幸が里見の「お前が本当に殺したいのはお前自身だ」という言葉に対して異様に反応していたのは、唯一見つけた存在意義を否定される言葉にも関わらず、「そうなのかもしれない」と感じてしまったからだろう。まさに目を背けていた真実、とでも言えるだろうか。「他者への憧れ」という誰でも抱き得る感情がこのような形で描かれるのはよくあることだが、そこから個人の背景に深くは触れず、トリックや人物相関の方に重きを置いた展開は「面白い 」の一言だった。

 

 

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kenken726は…

(いろんなパターンのエンディングを考えてたけど、その上の展開で脱帽です。)

 

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