最近話題の「渇き。」について書いてみる。(ネタバレあり)

こんばんは。
けんけんです。(@takotako726

こうじさん

最近なにかと話題(少なくとも私のなかで)の「渇き。」見てまいりました。
いやーなかなかパンチの効いた作品でした。「想像の20倍狂った映画」と言われるだけのことはある。

この作品は深町秋生さんの「果てしなき渇き」という推理小説が原作となっており、あらすじは次のとおりです。



元刑事の警備員の藤島秋弘はコンビニでの大量殺人を目撃してから間もなく、離婚した元妻から行方不明になった娘の加奈子の捜索を依頼される。しかし娘を探していく過程で加奈子が悪名高い不良グループと関係していることが露見し、更に彼女の部屋から大量の覚醒剤を発見。いつしか藤島は、娘が地元の裏社会や財政界の人間までもを巻き込んだ大規模な犯罪行為の中心人物であることを知り、彼女を中心とした内部抗争に巻き込まれていく内に娘を探す手口が徐々に凶暴になっていく。
そして3年前、加奈子はクラスの中でいじめられていた瀬岡という少年に目をつけていた。瀬岡は自殺してしまった加奈子の恋人の緒方のようになりたいと思っていたが、加奈子は既に彼に対して冷徹な罠を仕掛けていた。
瀬岡は加奈子が抱くことになった狂気を味わい、藤島は自ら加奈子に犯した残酷極まりない仕打ちを思い出すことになる。

wikipediaより)



いろいろと思ったことはあるんですが順を追って書こうかなと思います。まとまる気はしませんが。

1.登場人物が本当に狂ってる
そもそも冒頭からいきなり殺人事件現場から始まるんですがそんなものは序の口。スクリーンに現れる登場人物は切るわ、刺すわ、撃つわでやばいです。人の命をなんとも思っていないような殺し方を散々みせられることになります。でも、それが爽快というか、一切ブレずにそれぞれがそれぞれの目的に向かっているので「狂ってるけど…」と捉えることができます。血も大量です。

2.加奈子の魅力
登場人物のなかで最も重要なのは彼女でしょう。これから見る人のことも考えて詳しくは書きませんが、作品中の男は大抵彼女の虜です。容姿ももちろんですが、言って欲しいであろうことを言って欲しいタイミングで与え、夢中にさせてしまいます。個人的にはそんなにタイプではないのですがダマされる(夢中になってしまう)のもうなずけます。加奈子を演じた小松菜奈さんは本作が処女作。将来が期待されます。

3.見終わった後に考えさせられる
正直、ストーリーよりも暴力的なシーンが先行しているので頭に入ってきません。(解説はまた後日…)そのため、見終わった後に自分なりに「どういう映画だったのか」と振り返らなければならないほどです。しかし、このように見終わった後もその作品のことを考えてしまうのは、作り手として狙い通りなのではないかとも思います。個人的に見ている途中でラストが予想出来てしまう作品よりも「意味わかんね、なんだこりゃ」くらいのほうが興味を掻き立てられます。そういう見方では楽しめました。でも単純に「ばーん!どーん!ぐしゃーん!わーい!」だけでもいいと思います。それでも十分楽しめる。



こんなところでしょうか。また別記事にして書き足すかもしれませんが、とりあえず。これから見る方は心して劇場へ足を運んでください。グロ系がダメな人にはおすすめできません。笑 くわばらくわばら…。

たいとる