【ひとこと書評】「まんがで変わる仕事は楽しいかね?」「人生の勝算」を読んで 感想/レビュー

先日、Prime会員が使用できるサービスの一つである「Prime Reading」のラインナップが更新されていたのでタイトルの2冊を読んでみることにしました。
 
どちらも非常に読みやすい文体で書かれており、体感としては「あっ」と言う間に読み終えました。
 
以下、簡単な感想です。
 
 
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導入部で語られていた「多くの人は退屈と不安は同時に起こり得ないと思いこんでいる。が、実際のところ大半の人が働く中でこの2つを抱え込んでしまい、ただただ時間を浪費してしまっている」という言葉は確かに、と感じるものでした。「したくもない仕事をしている実感がありながら、同時にその仕事すら失うことを恐れている」という記述にもあるように不安から退屈を進んで受け入れてしまっている状況も容易に想像できました。
また、「成功者の多くは仕事に対する目標を途中で変更している」という記述も印象的で、昔の夢や同じ目標に固執することで得られるものもありますが、柔軟に現実を受け入れ、自分の人生を変化させることが出来るか否かは成功する重要な要素であるようです。
そうした変化を今の生活/仕事の中でも起こし続け、日々"試すこと"を続けられるかどうかも人生の成功、幸福に大きな影響を与えるということを学びました。
 
 
 
最も印象的だったのは、著者の「ビジネスでもプライベートでも無条件で相手のことを好きになろうと全力の愛情を持って接する」という考えです。著者の上司にあたる人物の教えに従い身に付けたものだそうですが、これは非常に大切な考え方だと感じました。書籍の中でもありましたが、人から好かれることはコントロールできませんが、人を好きになることは自分でコントロールすることができます。勿論、こちら側の好意だけでは必ずしも好かれるかどうかは分かりませんが、誰でも相手に好意をもたれて悪い気はしないというのも事実です。天才と言われ、圧倒的な熱量で人生を突き進む著者でさえもこうしたことを気にかけ、取り組んでいる、この事実を知ることができただけでも読んだ価値があったと感じました。「人を好きになる天才」そして「人に好かれる天才」になりたいものです。
また、度々登場する"コンパス"というワードも印象に残りました。著者曰く、「自分の進むべき道は、現時点では間違いなくこれだ、と言い切れる、信じ切れるレベルまでの見極めを行っていれば、モチベーションは身体から湧いてきます。」とのこと。これもかなり刺さりました。モチベーションといわれれば、その場その場で中長期的な目標を設定し、そこに向けて探り探り進んでいくようなイメージを私自身持っていましたが、根本が違う。今言った形も間違いではありませんが、ゴールを明確にイメージしなければ、そこに対しての中間目標も存在しない。そもそも圧倒的な精度で自分を見つめ直し、内面をこれ以上ないくらい掘り、自分の進むべき方向を見定めるための"コンパス"を見つける。これさえ出来ていれば、あとはやるだけ、迷う必要もない、という考えは簡単なように見えて、大変難しいことだと同時に感じました。ですが、よくよく考えてみれば、自分の人生についてそこまでの熱量を投下できない人間が成功を収められるはずはありません。世の多くの人が抱える"退屈と不安"そして"焦燥感"のようなものの原因の多くはこれなのだとも思いました。先述した書籍の内容とも相まって、高いレベルでの納得感を得たことを記憶しています。石原さとみの彼氏は凄い人でした。笑 これはそうそう勝てない。

 

kenken726は…

(人生設計。)

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