【昼から食べる餃子とビールは人類の到達点です】火曜ドラマ カルテット 第二話 感想/考察
さて今週も
始まりましたね、火曜ドラマ カルテット。
今週は松田龍平演じる別府にフォーカスした回でしたね。
同僚の結婚に始まり、松たか子演じる真紀への告白などなど。
ヴァイオリンでのWHITELOVEも印象的な。
そしてそして
今回は冒頭の高橋一生演じる家森の”行間”に関するセリフが印象的でした。
”行間。好きな人には好きって言わずに会いたいっていうでしょ。会いたい人には会いたいって言わずにご飯行きません?っていうでしょ。別府くん、好きだって言う代わりにチケット一枚余ってるんだけどさ、っていったことない?行けたら行くね、はどういう意味?悲劇起きますよ、言ったら行くな、行くなら言うな、こうなりますよ。言葉と気持は違うの。こんなのデートじゃないんだからね、っていうのはデートでしょ。絶対怒らないから本当のこと言って、って言って本当のこと言ったらめっちゃ怒られるでしょ?それが行間。連絡しますね、は連絡しないでね、って意味でしょ。”
わかるようなわからないような。こうもつらつら並べられると少し受取り辛い感は否めませんが、ここで家森が語っていることはほぼほぼ事実じゃないないかと。私も思い当たるフシはあります。理屈っぽい家森は普段からこんなことを考えながら過ごしているのかなとか、そういう見方をできる自分に酔ってるのかななんて。でも自分のことは嫌いだったりするのかななんて。行間じゃないですか、行間ですね、行間案件だ。
ここからは
気になったセリフシリーズの紹介を少し。
・君はこんなもののために人生のクライマックスを見逃したのか。(人魚vs半魚人のバッケージを見ながら)
・人生には後から気づいて、間に合わなかったってこともあるんですよ。
・ラブラブストロベリーかロックンロールナッツ。じゃあ左手。
・みんながいる場所で寝たいときってあるじゃないですか。
・この人には私がいないとだめ、っていうのは大抵、この人がいないと私だめ、なんですよね。
・巻さんは運命ってなんだと思います?
・偶然を運命に変えるチャンスを三回も逃したんだ。
・手握ってな、火が飛んできたら連れて逃げてあげるからって。
・悲しいより悲しいことってわかりますか。悲しいより悲しいのはぬか喜びです。
・いなくなるのって”いない”ってことがずっと続くことです。
・あっちにさ、可愛いカフェあるんだけど、遠くて。毎回すぐそっちにあるチェーンに入っちゃうんだよね。それはそれでおいしいんだけど。
・寒い朝ベランダでサッポロ一番食べたらおいしかった、それが私と君のクライマックスでいいんじゃない?
・別府くん、別府くん、思春期。
・大切な人が結婚します、その人の為に演奏がししたいです。
・みぞみぞしてきた。
・人を好きな気持って勝手にこぼれちゃうものじゃない。
声に出して読みたい日本語、じゃありませんが、ついつい口にしたくなってしまいますよね。作り物であるドラマの中で、セリフじみた言葉の羅列のようで。それでいてどこか身近な言葉が続く印象です。ひとつの言葉にふたつ以上の意味を持たせているようにもところどころ感じますよね。
深まる謎
高橋一生演じる家森は一話、二話と何者かに車で追われ、逃げるシーンがありますし、今回で真紀以外の3人が同じ理由で近づいたわけではないことがわかりました。おまけに次回予告では満島ひかり演じるすずめの過去に関する話も。様々な要素が絡み合いながらゆっくりとそして着実の物語は前に進んでいきます。