アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン をかなりのんびり見てきた。

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かなり遅れて見に行ってきました。

アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン

場所は池袋のシネマサンシャイン。2番館?2スクリーン?で見たけど意外とスクリーン/シート共に古そうな雰囲気で好感が持てた。お世辞にも超高品質で作品を見る、というわけにはいかないだろうけど。持ち込みもいいのか悪いのかわからないけどビールを飲んでるお父様方がたくさんいらっしゃいました。

 

 

※以下ネタバレ含みます。にわかな知識と感想はあしからず

 

 

 

とりあえずこちらを


【映画】アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 予告編 (日本語字幕) - YouTube

この赤目のやばそうな子が今回の敵役ウルトロンさん。彼の正体はトニー(アイアンマン)とブルース(ハルク)が共同で進めていた人工知能による平和維持計画<ウルトロン計画>に使われるはずだった人工知能なんです。はずだったということからも分かるように開発した人工知能が暴走しちゃうお話です。有名ドコロだとターミネーターとかマトリックスとかアイ・ロボットなんかがありますよね。最近だとトランセンデンスとか。要するに何を言いたいかと言いますとよくある話なんですよ、本当によくある話。でもまあそれとアベンジャーズを掛けあわせることで娯楽性に富んだ作品として昇華させることは難くなかったことだけは感じました。

 

前作アベンジャーズは

もうなんでもありのスーパーヒーロー映画。ストーリー的には「アベンジャーズ」というチームが出来上がっていく過程を描いた作品だとぼんやり思ってるんですが、あくまで主軸はアクションでした。バラバラだったメンバーが戦いの中で少しずつまとまっていくのは確かに「お!」と思いましたが、あくまでアクションメイン。良くも悪くも突き抜けたアクションだったわけです。※あくまで私の中で

 

で本作は

アクションも当然ありました。それはもうたくさん。CMで流れてるこのシーンなんかも冒頭ででてくるくらいですからね。

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ともかく前作で既に完成されたアベンジャーズが画面の中で大活躍なわけです。「そうだよ!これだよ!これ!」と私も思いました。でもホークアイが撃たれたあたりから物語は動き始めます。ちなみにホークアイはこの人。

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このシーンでの戦いの目的は前作でも話題になっていたロキの杖の奪還。ホークアイは撃たれたものの少し足をかすめた程度で命に別状はなく、無事杖も取り戻せたため祝勝会と称してアベンジャーズ関係者を招いてパーティを開きます。ところがトニーとブルースがラボで何やら不穏な動きを…。彼ら(主にトニーですが)はロキの杖の力を使って前々から考えていた<ウルトロン計画>に使う人工知能の開発に取り掛かります。パーティ直前まで粘って開発を続けましたが、結局完成しないまま残りの作業をJ.A.R.V.I.S.に任せ、2人はパーティへ向かいます。

 

パーティも終盤、会場に残ったのはアベンジャーズの面々。ここでお酒を飲みながらみんなでソーのハンマー<ムジョルニア>を持ち上げようとふざけあっています。ちなみにムジョルニアはウルという超金属で作られていてソー以上または同等に高潔な心の持ち主でなければ持ちあげられない設定となっています。そのため当然誰も持ち上げられない。

 

そこにぼろぼろの部品をつなげ合わせたような姿のロボットが現れ、アベンジャーズに向け「世界の混沌と破壊の根源はお前たちにある。お前たちを倒し、人類を滅亡させることこそが真の平和だ。」と謳います。

 

 

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と長くなりましたが

ここからアベンジャーズvsウルトロンという戦いの構図が始まります。ようやくかよウルトロンは人工知能なため、意識をどこにでも何にでもアップロードさえすれば死ぬ、すなわち消滅することはなく、ここがかなり厄介なんですが、この設定もあちこちで使い古されたもの。特に目新しいことはないわけです。

 

 

 

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戦いの最中、ロキの杖を使って作られた強化人間の能力によってアベンジャーズが操られてしまいます。その療養がてらホークアイの家に行ってみたり、薪割りしてみたり。操られるといっても実際には相手の頭に入り込み、記憶の中から最も辛いであろう夢の様なものを見せるんですけどね。そのなかで各々が心の奥底に秘めている恐怖や願望が見え隠れします。アベンジャーズが瀕死にまで追い込まれる未来、辛く厳しかった訓練、自らの力の暴走などなど。

 

 

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ほんで

ここがアベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロンの主軸かつ前作と最も違うところで、アベンジャーズの人間的な部分に焦点を当てたストーリー構成になっています。トニーであれば過去の行いへの負い目、ブルースであれば制御できない自分の中の怪物、ナターシャであれば避妊手術による性的な非人化への恐怖などです。キャラクター達がうちに秘めている葛藤や悩みを描くことでスーパーヒーローにも人間的な部分があることを演出したのかなと。ここが前作とは大きく違う点になります。人間といえばソーは神なので厳密には人間ではないんですが、人間と同じように彼らも悩みを抱えているということなのでしょう。

 

 

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んで

この人間的な要素をスーパーヒーロー映画に組み込んだことによって観る人に「ん?」と思わせてしまったことは否めない。では「みんなが期待し、求める形ではない作品だったのか?」その答えはノー。というのも映像では期待に応えているから。つまりストーリー的にはアベンジャーズ/スーパーヒーローの是非を問いながら、映像ではドッカンドッカンやりたい放題なわけです。

 

そういった意味では

これまでのマーベル作品にはなかった見終わった後に考える必要が生まれたわけです。考えるというほどの内容でもないですが振り返るくらいは)今までのマーベルファンからすればどこか物足りなさを感じるかもわかりませんが、新しいファンを取り込むという狙いがもしあるのならまずまずだったのでは。

 

 

 

 

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kenken726は…

(あと2作品あるらしいので楽しみ。何十年か未来で「アベンジャーズ作品はリアルタイムで見たんだよ」とか言いたいので全部見ます。)

 

 

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