四月は君の嘘 10話感想

 

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映像と音楽の表現に圧倒される。ひまわりや桜といった花で季節を表し、その移り変わりや観客にどう聞こえているかを余韻で表現している。クラシックに疎い私でも演奏の変化は明らかだったし、実在する人間が演奏していると思うと芸術家、演奏家の想像力、表現力には脱帽である。

 
ただ一人のため、たった一人のための演奏は聴く人全てに暖かい光を見せる。壇上に上がる決意を持った人間にしか見ることの許されない光を表現したからこそ公生の演奏に観客は引き込まれてしまう。
 
ここまでの感想を一視聴者に思わせる、書かせるというのは本当にすごい。素晴らしいものに触れると心が揺さぶられるとよく耳にするが、アニメも然り。アニメというだけで頭ごなしに否定するのではなく、まずは見ること、そして感じること。どんな形であれ、世に出されている作品と呼べるものには、「見て欲しい」「感じて欲しい」と強く願う人間がいるのだから。
 
ショパン エチュード op.25-5を聞きながら書いてしまうほどの出来だった。
 ありがとうございます。
 
ここも良いサイト。


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