昨日の昼間に友人と
アフターアース見てきました。
率直な感想としては
今までのSFとは設定、世界観が逆説的!
といった印象でした。
今までのSF作品の多くは
地球→外宇宙へ
という設定が多いのですが
本作は
外宇宙→地球へ
と視点が逆なのです。
この逆説的なストーリー構成により"いつものSFとは違うぞ"とまず初めに思わされます。
また、脚本は主演のウィル・スミスが手掛けており、細かいところにまでこだわりのある
作品だったようにも感じました。
ここからはネタバレを含みます。
最も印象的だったのは作中のいわゆるラスボスである
"アーサ"と呼ばれるクリ―チャーの特徴です。
それらは目を持たず、人間の"恐怖心"を感じ取って襲ってくるという設定でした。
実際には恐怖を感じた際に分泌される微量のフェロモンを感知するらしいのですが
これは新しい設定だな、普通に思ってしまう自分がいました。
このように敵の特徴を設定することで
物語に"恐怖心を克服する"という流れができています。
この要素の役割は大きく、作品全体の終着点であるともいえます。
ちなみに見た目は「SUPER8」のエイリアンに近いもので
イメージはこんな感じです。
実際見てみると結構違う気もしますが・・・。
次に見どころではないかと思ったのは
人類が地球を捨て1000年後という未来の設定にも関わらず
カトラスC-40と呼ばれる近距離専用武器を使った肉弾戦のみを展開している点です。
22通りに変形するものの未知の惑星にこれだけでは心細いのは言うまでもありません。
出典:http://eiga.com/movie/58024/special/1/05/
見た目はこんな感じ。
物語冒頭で怪我を負ってしまうサイファ(ウィル・スミス)のサポートを受けながら
100km先の発信機をひとりで探しに行く息子、キタイ(ジェイデン・スミス)の道中を描いているのですが
その際も使うのはこの武器のみ。
未来と近接武器といういびつな組み合わせもまた見どころのように感じました。
最初にも書きましたが全体を通して言えることは
逆説的
これに尽きます。
それをどう受け取るかでこの作品の感じ方は変わると思います。
話は変わりますが先日このブログでも書いたオブリビオン</a>」">「オブリビオン」とは未来の地球を舞台としているものの
全く異なる作品で、個人的にはアフターアースのほうが好きかもしれません。
数々のヒット作に出演し、最近ではそのプロデュースまでも手掛けているウィル・スミスの
すごさ、そしてヒットを生む嗅覚を感じる作品でもありました。
まだ見てないかたは是非劇場で!